Friday, June 19, 2026
Interview.

インタビュー

声を読む—研究開発に携わるすべての人へ

キャリア・インタビュー
キャリア・インタビュー

「リハビリのいらない世界」へ

理学療法士の養成にあたるリハビリテーション学部の教員として、中村雅俊氏が掲げるビジョンは、一見、自身の職業を否定するようにも響く──「リハビリのいらない世界」。 31歳のときに渡ったオーストラリアで、受け入れ先のトップ研究者から「世界をどう変えたいのか」と問われ、答えに詰まった。ビーチでコーヒーを片手に自問した数日が、研究者・中村雅俊の視座を一段引き上げる。

7 min · May 21, 2026
キャリア・インタビュー

時代の波を読む

バクテリオファージ、細菌学、獣医学、そして抗菌酵素の社会実装へ。分野を越境しながらキャリアを重ねてきた内山淳平氏の根底には、「次に来る波を読む」という戦略的な視座がある。 「考えているだけでは、状況は変わらない。人に会い、話してみることで、見える景色が変わっていく」。その言葉には、戦略と行動を両輪にキャリアを切り拓いてきた研究者の実感がにじむ。

May 21, 2026
企業インタビュー
リスペクト・リレー
リスペクト・リレー

恩師の熱に導かれて。

「ChatGPTに今晩のレシピを尋ねる」。何気ないやり取りの裏側で、世界中のデータセンターは膨大な計算と熱を吐き出し続けています。人類が積み重ねてきた材料開発の勾配は、もはや課題が求めるスピードに追いついていない――。 そんな現代の社会問題に対し、「熱」と「材料」という切り口から解決の道を拓こうとしている、東京大学大学院工学系研究科総合研究機構の塩見淳一郎教授。 今回は超音速機への憧れに始まり、スウェーデンでの博士課程、5年に及んだ「氷河期」、そして雲の上だった研究者との邂逅まで、塩見先生の研究者としての軌跡と、これからの研究組織の在り方について伺いました。

7 min · Jun 06, 2026
リスペクト・リレー

橋渡しが紡ぐ研究の道。

ノイズや欠損を含む“不完全なデータ”から、本質的な情報をどう導き出すのか。AIやディープラーニングの活用が広がる一方で、科学の現場では「なぜその結果になるのか」を説明することも重要です。 東京科学大学 情報理工学院 准教授の小野峻佑先生は、数理最適化を基盤に、リモートセンシングやバイオイメージング、ミューオンイメージングなど幅広い領域で現実世界のデータ解析に挑んでいます。 今回は、数理最適化とディープラーニングの“適材適所”の関係、異分野の知をつなぐ数学の役割、そして「よく切れる刀で豆腐を切っていた」という違和感から見えてきた研究者としての転機まで、小野先生の研究とキャリアの軌跡を伺いました。

7 min · Oct 30, 2025
リスペクト・リレー

分子設計とAI創薬の最前線。

新薬の開発には、1000億円以上の費用と10年以上の時間がかかる——。その大きな壁に対し、計算科学とAIの力で、創薬研究に新たな“武器”を増やそうとしている研究者がいます。 タンパク質間相互作用予測ソフトウェア「MEGADOCK」の開発を中心に、バイオインフォマティクスとスーパーコンピューティングを融合させた研究に取り組む、東京科学大学 情報理工学院 情報工学系 准教授の大上雅史先生。 今回は、AI創薬がもたらす可能性と限界、AlphaFold以後に広がるタンパク質研究の展望、共同研究や起業における研究成果の扱い、そして境界領域を恐れずに独自性の高い研究を切り拓く姿勢について伺いました。

Sep 26, 2025
リスペクト・リレー

人材流動性が拓く、 日本の研究と産学連携の未来

日本の研究力と産業競争力を高めるうえで、「人材流動性」は避けて通れないテーマになっています。優れた研究人材が、大学・企業・研究機関の垣根を越えて活躍するために、今どのような仕組みが求められるのか—。 トップ研究者のインタビュー企画「リスペクト・リレー」の出発点として、電子デバイスおよび集積回路工学の第一人者であり、東京工業大学(現・東京科学大学)前学長・名誉教授の益一哉先生にご登場いただきました。 日本における任期制やジョブ型雇用の課題、次世代に科学技術の魅力を伝える意義、半導体・AI・量子分野への投資、そして産学連携を通じて研究成果を社会へ届けるために必要な視点について伺います。

Sep 03, 2025